HOME > チョコレート嚢腫(子宮内膜症)


チョコレート嚢腫(子宮内膜症)ってどんな病気?

チョコレート嚢腫は30歳代の女性の5人に1人が持つと言われる子宮内膜症の一種です。チョコレート嚢胞とも言い、チョコレートのう腫、チョコレート脳腫、などと表記されていることもたまにあります。

子宮の内側をおおっている膜を子宮内膜といって、この子宮内膜の組織がなんらかの原因でほかの場所に飛び火したものを子宮内膜症と言います。この飛び火は、卵巣や卵管、腸などいろいろな場所に発生するのですが、この内卵巣に飛び火したものがチョコレート嚢腫です。

◆どうしてチョコレート嚢腫って言うの??

飛び火した内膜は、子宮内膜と同じく女性ホルモンの影響を受けながら、生理周期にあわせて増殖や出血を繰り返します。これが出口のない卵巣の中で繰り返されると、古い血液が卵巣にたまっていっぱいになってしまい、チョコレート色のどろどろした嚢腫になってしまうことから、チョコレート嚢腫という名前がついています。古い血液が卵巣にたまってしまうので、卵巣は腫れてしまいます。


チョコレート嚢腫(子宮内膜症)の症状

初期のころは無症状が多いようですが、病状がすすむに連れてほかの子宮内膜症と同じように、寝込んでしまうほど生理痛がひどくなったり、腫れた卵巣が他の臓器を圧迫して癒着(ゆちゃく)が起こると腹痛や下腹部痛、排便痛、性交痛を感じることもあります。

また、卵管がつまってしまい、受精がうまくいかずに妊娠しにくくなったり、不妊症の原因になることもあります。


チョコレート嚢腫(子宮内膜症)の治療法

子宮内膜症、チョコレート嚢腫はホルモンのバランスがすごく影響しているようです。

◆妊娠を希望しない場合:ホルモン剤を使って生理のない状態にし、不快な症状を抑えます。ただし更年期障害などの副作用があるので、薬の使用は4ヶ月~半年をワンクールにし、必ず休止期間を設けます。薬を止めると再発することも。

◆妊娠を希望する場合:鎮痛剤で痛みをコントロールしながら様子を見ます。

◆手術:できるだけ悪い部分のみを摘出する方法が選ばれます。妊娠の希望などを医師にしっかり伝えて納得したうえで決断することがとっても大切です!症状が軽くなったり、妊娠しやすくなるなどのメリットはありますが、内膜症の組織が少しでも残ると再発する可能性もあります。

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